源義家(みなもとのよしいえ)
生没年:1039-1106
源義家は、源頼義の長子で、石清水八幡宮で元服し八幡太郎と号しました。父に従って前九年合戦で功をあげ、1081年には、父・源頼義が建てた由比若宮を修復します。1083年に陸奥守となった義家は、陸奥で清原武則一族の内紛に介入し、義家に従う武士たちとともに1087年清原氏を滅ぼしました。これを後三年合戦(1083~1087)といいます。しかし朝廷はこれを私闘とみなし、恩賞を与えなかったので、義家は随従した武士に私財を恩賞として与えました。そのため、関東の武士は後代まで源氏に従い、「御恩と奉公」が生まれる基礎となりました。